■代謝を上げるためには筋肉量を増やす以外に必要な取り組みについて

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代謝を上げる方法は?と聞かれると真っ先に浮かぶのは、筋肉量を増やすこと、とイメージする方も多いと

思いますが、ダイエットのときなどに代謝のことを考えることが多くなります。


筋肉量が増えると消費されるエネルギー量は増え、筋肉1kg増えると1日の消費エネルギーは50kcal増える

と言われています。これを単純計算すると、1日50kcal×30日=1500kcal。1年間で1500kcal×12ヶ月で

18,000kcalとなるため、何もしなくても1kg筋肉をつけるだけで約3kg弱の現状ができることとなります。


これはかなり単純に計算していますが、このように見ると筋肉をつけることに意味があることがわかります。


これでも体重を減らすことができますが、実際問題このような筋肉を増やす目的でトレーニングを経験した

ことがある方はどれぐらいいますでしょうか?まあまあハードです。


継続となるとある程度意思を強く持って取り組まないと継続自体が難しくなってきますが、このような代謝の

ことを考えた時、代謝が下がっている場合、それを元に戻すことも代謝を上げることになると考えることが

できるのではないでしょうか。


今日はこの代謝を上げることについて書いていきたいと思います。





■一般的には筋肉をつけることで代謝を上げる



先ほどもお伝えしたように、基本的には代謝を上げるためには筋肉をつけるという考え方があり、現場でも

ダイエットを目的としている方に勧められるのも筋肉をつけることです。


ただ、この筋肉をつける目的のトレーニングは結構ハードです。継続できればこれもいいと思いますが、

なかなか続かないのが現実的な問題でもあります。それは意思が弱いだけ・・・とまとめればそれで話は終わ

ってしまいますが、もし先ほどお伝えした下がっている代謝を上げることでダイエットにプラスになるとなれば

トレーニングのイメージを変えることができます。


ここまででもなんとなくお伝えできているかもしれませんが、ダイエットをするにせよ、落ちている代謝を上げ

るにせよ、まずはマイナスの状態から0のフラットな状態に戻すことも考えることが重要だと思います。


内臓などが正常に機能しない状態では、代謝は下がってしまいますし、循環の悪さも代謝を下げてしまいま

す。このまま筋肉をつけてもいいと思いますが、これらの機能が正常になりここでも代謝があがり、さらに

筋肉量の増加で代謝が上がるとより消費エネルギーは増えます。


このように考えると、代謝を上げることは筋肉を増やすだけではなく下がっていた体内の機能を正常に戻す

ことも代謝を上げることになると思います。





■マイナスから0へ。循環を良くするために行うこと



では、体内の機能や循環を良くするためには何をすればいいのでしょうか?そのひとつに姿勢の問題が

あります。頭の位置が前に移動し、猫背のような丸まった姿勢では腹部への圧迫が増し、酸素や血液の流れ

が阻害され、循環が悪くなります。


これも代謝を下げてしまう原因のひとつとして考えることができますが、もう一つは筋肉を使いすぎ、使わな

さすぎによる硬く萎縮してしまうことです。このようになれば、先ほどと同じように循環が悪くなり、代謝を下げ

る原因となることが考えられます。


また筋肉のサイズが小さく萎縮するため、代謝が下がってしまうという考え方もできます。


これらの改善のためには、筋肉を柔らかい弾力のある状態にすることや、体内の循環を良くすることが代謝

を上げるためには必要となり、それらを獲得するためには筋肉を緊張させるようなトレーニングではなく、

以前もお伝えしていますが、身体を整えるトレーニングが適切ではないかと思います。


魚住先生からこの考え方を学び、実践していますが身体もシェイプアップできますし、身体の調子が良くなる

方や軽くなった方など、健康的になったという声をよく聞くようになりました。





■具体的にどのようなことをしていくのか?



よく身体調整や整えるトレーニングという言葉を出しますが、ブログをご覧になっている方にはあまりイメージ

がしづらいと思います。


具体的には、腕や脚を持ってぶらんぶらんに揺らぎを与えたり、手をお腹など筋肉を緩めたい場所に置いた

状態で呼吸を繰り返したり、足関節をポンポンとリズムをつけ背屈運動を繰り返したりします。


・・・。と、これではイメージできないと思います。(笑)


言葉で伝えることは難しいですが、そういった揺らぎなどを与えて筋肉を緩めていき、適度に弾力のある筋肉

の状態に整えたりしていきます。


自分で身体を動かすのでも、動かし方によって緊張を獲得したり、緩めることができたりとさまざまな反応を

引き出すことができますが、これも動かしながら筋肉を緩めていきます。


重いダンベルを持ってガンガントレーニングを!という感覚とは違い、終わったとは身体もすっきりし、気持ち

よくなっていると思います。そのような身体の状態にしていくことで上記の目的は達成されると思います。





■まとめ



いかがでしたでしょうか。今日は代謝というキーワードを主に話をしていきましたが、筋肉をつけることでも

代謝は向上しますが、低下していた代謝を上げるために循環を良くしたり、体温を上げたり、筋肉を適度な

弾力のある柔らかい状態にすることでも代謝を上げることができると考えられます。


そのためにどのようなことをするのか、というところは今日は深くお伝えできていませんが、今日の内容の

ような考え方を持つことでダイエットをするときに、ただただハードにトレーニングすればいいのか、という極端

な見方が少し変えられるかもしれません。


また健康についても筋肉をつけることが全てではなく、萎縮している筋肉を元の状態に戻すことも健康を維持

するためには大切なことになると思います。


では、最後に今日のまとめを書いて締めていきたいと思います。



一般的には筋肉をつけて代謝を上げると考える


マイナスの状態を0に戻すことも代謝の向上と考えることができる


そのためには、体温をあげることや循環を良くすること、筋肉を柔らかくすることが必要


それには身体調整や体操など身体と整えるトレーニングがを行う


循環が良くなり、柔らかい筋肉の状態になれば身体もすっきりし、楽になる



このような内容でお送りしました。ただただ筋肉をつけようと頑張っている方は、もしかするともう少し楽に

身体を変えることができるかもしれません。


今日の内容が参考になればうれしく思います。




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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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